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第48回スーパーボウル


夢はすぐに実現すると思っていました。あれは1983年のチャンピオンシップ。それからスーパー初出場の2006年まで、ずいぶん長くかかりました。前回はスーパー出場で十分意味があるように思えました。今回は出場のみで終わったら、決して満足できません。絶対に勝つという強い思いがありました。下手な例えですが、アガリの手前のマスでサイコロを振り、出た目によってはフリダシへ戻るというスゴロクがあります。今回の負けは、まさしくフリダシへ戻されるような感じがしていたのです。いろいろな思いが交錯し、前夜はあまり眠れませんでした。

心配は無用でした。開始早々、わずか12秒で得点しました。セーフティ。これはQBとCの連携ミスでした。しかし、予想以上のノイズが原因だったとマニングが述べています。初出場の第40回を思い出しました。会場はデトロイトでした。相手チームのピッツバーグが近いこともあり、PITファンが大勢押しかけていました。まるでアウェイの雰囲気でした。開始早々にフォルス・スタートの反則を奪いました。12番目の選手がノイズで邪魔していたのです。現在シーホークス・ファンはギネスに世界一のノイジーなファンと認定されています。8年前から今と変わらぬ仕事をしていたのです。

この勢いは止まることはありませんでした。そのままスーパー初制覇まで駆け抜けました。ファンの声援が反則を奪うどころか得点まで挙げ、勝敗にまで大きな影響を与えました。ファンがここまで関与できるスポーツは他にはありません。NFLの凄さとシーホークス・ファンの偉大さを改めて感じました。
 
 この試合中、ほんの一瞬の不安を感じることもありませんでした。ランが出なくてもOFEはパスで活路を開きました。着実に進みます。派手さはありません。しかし、これこそがウィルソンの持ち味なのです。対してDEFは派手なビッグプレイが売り物です。手始めはチャンセラーのTNT。そして攻守の両輪が回転し始めます。FGを積み重ね、じわじわと引き離していきます。リンチのTDで15-0。2本差がついたところで、やっと一息つきました。攻撃力のあるDENですから容易には気が抜けません。

さらにビッグプレイが出ました。DラインがQBに襲いかかり、サック寸前、フワフワと浮いたボールをスミスが奪い、そのまま69ヤードのリターンTD。3本差の22-0で前半終了。ビールをいただきました。アメリカからの輸入物。つまみはポップコーンとトルティアチップス。ハーフタイムショーを余裕で観ることができました。しかし、この得点差でも安心はできません。相手は百戦錬磨のマニング兄ですから。

後半開始、再び胸がドキドキしてきました。直後にハービンのキックオフ・リターンTDが飛び出しました。移籍後に活躍できなかった鬱憤を一気に晴らすかのような華麗な87ヤード・リターンでした。29-0。これで勝利を確信しました。好調のパスはカース、ボールドウィンにTDをヒット。8点を返されても、すでに勝敗は微動だにしません。

最終スコアは43-8。アナウンサーが記録的な大勝と言っていました。ロンバルディ・トロフィが手渡され、インタビューが映し出されていました。夢にまで見たスーパーボウル制覇が現実のものとなりました。でも、正直に言って、うれしいという気持ちよりもホッとしたという気持ちのほうが強く感じられました。フリダシに戻れは、いかにもキツイです。

2006年から8年。待ちに待ったスーパーチャンピオンです。いろいろありました。勝てて本当によかった。本当の喜びは一晩経ってからジワジワ沸き立つものなのでしょう。実感はありませんでした。肩がバリバリに固まっていました。楽な試合展開でしたが、体に余計な力が入っていたようです。強い眠気を感じました。その夜、試合を振り返りながら祝杯を挙げました。そして、すぐに眠りにつきました。熟睡しました。ぐっすり眠った翌朝は、さわやかな目覚めでした。シーホークス、第48回スーパーチャンピオン。引き締めようとしても自然に顔がほころんでしまい、引き締まらないまま一日を過ごしました。

家族に言われました、これで少しは熱が冷めるかも。自分もそう思いました。今回、夢の続きを見終わりました。でも、いわゆる一巻の終わりという印象です。これで終わったわけではなく、一段落ついたという気がしています。これから二巻、三巻と夢は続くのだろうと思います。見果てぬ夢には、まだ続きがあると思います。見果てぬ夢とは決して見終わらないものなのです。 
[ 2014/02/05 14:40 ] ゲーム | TB(0) | CM(-)

プレ最終戦

プレ第4戦はセンチュリーリンク・フィールドでした。この新しい名前は少し長いと思っていましたが、音節はそんなに多くありません。クエスト・フィールドより音節が一つだけ増えたようなものです。慣れてしまえば、そんなに呼びにくい名前ではないようです。映像で見る限り、すっかり定着しているように感じました。

中継はアウェイのレイダース仕様でした。ホームの地元民はみんなスタジアムに行き、観戦します。テレビを観るのはアウェイチームのファンですから当然です。すごいゲストでした。両チームのヘッドコーチ経験者のトム・フローレス。レイダース時代にスーパーも一度制覇しています。シーホークスでもスーパーをと期待されましたが、成績はあまり良くありませんでした。その後GMにも就任していました。なつかしい顔でした。そしてもう一人はスーパー制覇の時のクォーターバック、ジム・プランケット。大学の最優秀選手のハイズマン賞に輝きながら、プロでの活躍は長く低迷し、忘れられたハイズマンと言われた選手でした。1980年代の話です。

試合はホークスペースで始まり、そのままホークスペースで終わりました。2人のQBは甲乙つけがたいほどの出来栄えでした。まったく心配いりません。心配と言えばWRの金ちゃん。パスコースに出るのは問題ありません、そのあと、ボールが胸に入るのを待つ習性があるようです。ディフェンダーに間に入られたり、ボールをはじかれたりされ、あわやインターセプトという場面が何度も見られました。まだ若いので、これから成長してくれると思います。

一番心配だったのはディフェンスでした。プレだから仕方ないとはいえ、やはり失点は気になります。今まで失点が多すぎました。ところがこの試合、許したのはFG一本のみ。たったの3点です。すばらしい。最高の状態でレギュラーシーズンに突入です。いよいよ開幕です。

ファンタジー・ドラフト予定通り行われました。4チーム中の3人がライブでの参加をしてくれました。ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。もしかしたら、最後のドラフトかもしれないと思いながらの参加でした。シーズンを最後まで大いに楽しみましょう。
[ 2011/09/10 20:22 ] ゲーム | TB(0) | CM(-)

2011プレシーズン・ゲーム第1戦

シーズンの始まりを告げるプレシーズンゲーム。キックオフに胸が高鳴りました。長いオフシーズンのために懐かしささえ感じるフットボールのプレー。ケガだけは勘弁と思っていたら、いきなりオー君がベンチへ。帰ってきませんでした。去年も開幕前後にケガをしていました。深刻なケガではなく、開幕には間に合うそうですが、ケガが多いのはいただけません。いくら実力があってもケガで出場しなければ、いないのと同じです。今後に不安を感じました。今年のOラインは過去2年間のドラフト組に加え、FA加入組で一新されました。かなり期待できそうです。懸案のラン攻撃が再構築されました。たったの1試合ですが、新人RBをも含めたラントータルが130ヤードを越えていました。ランが出ればパスも通しやすくなります。オフェンスがよければディフェンスも思い切って勝負できます。いいスタートを切れました。

プレープレシーズン・ゲームの見所は言わずと知れたポジション争いです。特に今年のエースQB争いは大注目です。先発はタバリス・ジャクソン。バイキングズでファーブの控えをしていました。FAで加入後、キャロルからエースの指名を受けています。唐突なため、不安視する声もあります。顔見せ程度の短い出場でした。キャンプもなく、チームとしての練習は不十分でしょうが、パスと機動力の両方を持ち合わせたようなプレー振りでした。退いた後の自信ありげな態度がエースは自分と語っていました。敵将ながら、順調なに仕上りを見せた敵将のリバース。早々に引っ込み、その後は試合を楽しんでいました。笑顔の裏に自信と貫禄がうかがえました。ジャクソンの笑顔はまだ裏づけが足らないようです。

2番手のチャーリー・ホワイトハースト。古巣との対戦になりました。恩返しという思いもあり、エースは自分という思いもあり、気合十分でした。数字も気迫もジャクソンを圧倒しました。課題のパスが向上していました。すぐにスクランブル発進せず、じっくりパスを通せれば、かなり期待できます。持ち前の機動力は健在です。これからの2人の切磋琢磨が楽しみです。プレシーズンゲームから目が離せなくなりました。

3番手のジョシュ・ポーティス。ドラフト外での加入です。ジャンプしながらのパスはタダモノならぬ印象を受けました。NFLで成功したQBは必ずしもドラフト指名とは限りません。雑草のような、たくましい根性が温室育ちの選手を押しのける例は枚挙に暇がありません。何よりポーティスはチームを逆転勝利に導きました。いわゆる「持ってる男」です。いきなり上記の2人を越えての先発は難しいでしょう。でも素質はありそうです。持って生まれたモノがあるかないかが大きく物言う世界です。地元の新聞には「将来のエース」と掲載されていました。

[ 2011/08/18 16:30 ] ゲーム | TB(0) | CM(-)

元祖 下克上

 今シーズンのプレイオフは下克上だそうです。下位チームが上位チームを次々に打ち破っています。その始まりはシーホークスでそうです。NFCのワイルドカードでセインツを倒しました。それから下克上の火の手が広がりました。次のAFCワイルドカードではジェッツが敵地でコルツを1点差で破りました。
 二日目、下克上の炎は衰えません。AFCではレイブンズが敵地でチーフスに快勝。そしてパッカーズがこれまた敵地でイーグルスを打ち負かしました。これで第3シードが消えました。ホークスは第4シードです。パッカーズよりシード順が上のホークスです。ホームでチャンピオンシップゲームを行える可能性が出てきました。そのためには、もう1試合パッカーズにがんばってもらわなければなりません。

 ディビジョナルプレイオフ第一日目、下克上の嵐は吹き止みません。パッカーズが敵地で第1シードのファルコンズに勝ちました。風は下克上の元祖であるシーホークスに向かって吹いているようでした。

 下克上と言われた試合ですが、どれも下位シードチームが上位チームのホームに乗りこんで勝利をつかんでいます。確かに下克上です。でも、元祖のホークスはセインツよりシード順が上だったのです。セインツは去年のスーパーチャンピオンですが、シード順はホークスの下でした。ホークスはホームのクエストフィールドで、リーグで一番ノイジーな12番目の選手と一緒に戦って勝利しました。これって、勝って当然だと思うのですが、元祖下克上と言われることに大きな抵抗はありません。が、しかし、ブツブツ・・・。

 翌日、ディビジョナルプレイオフ第二日目、草木も眠る丑三つ時、家族を起こさないように、そっと起きだしました。部屋は吐く息が白くなるほどの寒さでした。GAORAで生中継があるのは久々です。なんとシカゴは雪。部屋の暖房が効くまで、まさしく現地の寒さを体感しました。選手や観客と同じ状況で、応援にいっそう身が入りました。GAMEPASSも起動しました。GAORAの健康グッズの通販のコマーシャルや繰り返されるVTRのときにはGAMEPASSの映像を見ようという計画でした。現地のCMもおもしろいです。

 GAORAの映像とGAMEPASSの映像は1、2分ずれていることが分かりました。GAORAのほうがライブなのでしょう。GAMEPASSはインターネットを介しているからでしょうか、現地より少し遅れて流れているようです。おかげでブラックホークスの国歌斉唱を2回も聞いてしまいました。

 勝てば、ホームでチャンピオンシップです。2006年1月、ホームでチャンピオンシップゲームを行いました。あのときは夢中で駆けつけました。パンサーズに大勝し、スーパーボウルに出場しました。あのときの再現です。クエストフィールドでは無敵です。今日勝てば2度目のスーパー出場は決まったようなものです。そして元祖下克上の結末は、もちろん劇的なスーパー制覇です。

 いよいよ試合開始です。カールソンが・・・、トルーファントが・・・。最後までがんばりました。35-24.あと一歩およびませんでした。無念。でも、元祖下克上はオシマイではありません。来シーズンに続きます。結末は来シーズンに持越しです。
[ 2011/01/23 15:14 ] ゲーム | TB(0) | CM(-)

アンダードッグ

 “underdog” 「負けるに決まっている、勝てるわけない」

 先週のラムズとの地区優勝をかけた大一番の前にも言われました。くやしい思いをしました。今週の相手は去年のスーパーチャンピオン、こちらはリーグ史上初の負け越しの地区優勝でプレイオフに滑り込んだチーム。アンダードッグと言われても、やむをえないでしょう。でも、どんなに相手が格上で、こちらが、どんなに格下でも、そう言われたら、くやしいのです。ファンもコーチも選手も、みんな、くやしいと思ったはずです。

 ワイルドカード第1戦、シーホークス対セインツの試合も大詰めを迎えていました。第4クォーター、残り時間は4分。下馬評に反し、アンダードッグのホークスが34対30でセインツに勝っていました。しかし、4点のリードはワンチャンスで逆転されます。ホークスの攻撃です。インターセプトの危険をおかしてまでパスを投げる必要はありません。時計を止めずにランで時間を使い切れば勝利です。しかし、それにしては4分は長過ぎます。

 RBのリンチにボールを持たせました。ゲインはありません。相手もランしかないことは承知しています。タックルを待ち構えているところへ飛び込んでいくわけですから、そうそうゲインはできません。でも、これしかありません。

 再びリンチにボールを持たせました。左に行き、詰まり、右に行き、タックルされました。でも彼はあきらめません。体を動かし、タックルを振りほどき、進みます。またタックルされました。また振りほどきました。パワーランナーの真骨頂です。倒れそうになりながら、必死に体勢を立て直し、また進みます。何度も何度も振りほどき、倒れそうになりながらも進みます。

 一番くやしい思いをしていたのはリンチかも知れません。エースRBの座を奪われ、シーズン開始後にチームを追われました。ホークスに来ても、なかなか結果が出ず、1試合で2度のファンブル・ロストもありました。結局今シーズンのチームのラン攻撃はリーグ最下位に終わりました。

 リンチのランは止まりません。もうタックルもされません。スピードが上がりました。エンドゾーンが見えてきました。NBCのアナウンサーが叫びました。「冗談だろ」 見ると、QBのハセルベックがブロッカーとしてリンチの側を必死に走っていました。ハスもくやしい思いをしていたはずです。ケガとはいえ、先週の大一番の先発を控えのチャーリーに譲らざるを得ませんでした。毛がなければ、じゃない、ケガがなければオレが先発だった。オレがエースQBで、チームを優勝に導いていたはずだと。この試合にかける思いがケガを恐れさせずに彼を走らせたのでしょう。

 リンチがエンドゾーンに飛び込むとき、体の大きな選手が何人か一緒に走っていました。背番号は70番台です。なんとオフェンスラインの選手です。彼らもブロッカーとして必死に追いかけていたのです。信じられない光景でした。彼らもくやしい思いをしていたはずです。なかなかメンバーが固定されず、10通りもの組み合わせで試合にのぞんでいました。これはリーグ32チームの中で一番多い数字だそうです。ラン攻撃が奮わない責任も痛感していたのではないでしょうか。その思いが重量級の体を前へ前へと駆り立てたのだと思います。

 67ヤードのタッチダウン・ラン。アンダードッグのくやしい思いが合わさり、一気に爆発したプレイでした。クエスト・フィールドの歓喜は最高潮に達しました。リーグ1のファンが選手に発破をかけ、それに選手が応え、最高の試合を見せてくれました。ベンチで抱き合うコーチや選手の姿に涙が止まりませんでした。41対36で勝利しました。奇跡の勝利? 言いたい人には言わせておきましょう。

 セインツも数年前はアンダードッグでした。リーグのお荷物と言われた時期もありました。くやしい思いから奮起し、強くなり、スーパーチャンピオンになったのです。ホークスが同じ道をたどり、スーパーチャンピオンになり、アンダードッグと言われなくなる日も近いのではないでしょうか。それは今シーズンかも知れません。あと3試合です。


[ 2011/01/10 11:56 ] ゲーム | TB(0) | CM(-)